The Winds Of Gods
1988年に初演され、1998年、1999年にはNYのオフブロードウェイの劇場で上演と、大変話題になっていた舞台。いつか観たい!と思っていましたが、中々チャンスがなく今日まで来てしまいました。そしたら、なんと全国ツアーで、青森・ぱるるプラザで上演と知り、観劇してきました。
お話は、現代を生きるお笑い芸人の二人が、交通事故をきっかけに、二人の前世である特攻隊員にタイムスリップしてしまうというもの。(9/10にドラマ版がテレビ朝日系で放送されましたね)
出演者7人、装置はテーブルと椅子と言う大変簡素なものでしたが、それが余計に想像力を膨らまされてよかったです。(TVだとどうしてもリアリティを求めてしまいがちですね…)
劇場と言う密室空間にいるせいか、主人公と共にタイムスリップして、大きな時代の流れに絡めとられていくような錯覚に陥りました。
大声で平和、平和と叫んでもどうにもならない。逃げ出したいのに、逃げ出せない…ただ突き進んで行くしかないんだ…これって怖い事ですね…。
カーテンコールの挨拶で主演の今井雅之さんが、『戦後60年経ち、戦争の記憶はどんどん薄れて行って良い筈なのに、なぜか、ここ最近、この舞台の時代に戻りつつあるんじゃないか…戦後ではなくて、戦前なのではないか…』と話されていました。『皆が忘れないように、この舞台の上演を続けていかなければならない!』と強く訴えておられました。
また日本が戦争に巻き込まれる事なんて、あってはならないと思います。
私には、難しい事は分からないけれども、戦争で死ぬなんて嫌です。
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